たまゆら食堂のこだわり

一　発酵玄米　

「もち米ですか？」と尋ねられることもありますが、

うるち米の玄米を特殊な方法で炊いた『発酵玄米』です。

お米それ自体も、無農薬、自然栽培のものを選んでおります。

発酵の妨げになる籾殻や揉米を丹念に取り除き、

北海道の小豆と古代米（長粒種）の黒米を混ぜ、

富田の水を使用して炊きあげました。

通常の玄米では、体質により消化管に負担になることもありますが、

この発酵玄米ならどなたにでもお召し上がりいただけます。

ビタミンとミネラルが効率よく吸収され、

豊富な食物繊維が腸内環境を整えてくれます。

二　お水

当店で飲み物に使用している水は全て

「南紀白浜富田の水」を使用しております。

富田の水：

世界遺産に登録された熊野古道の大辺路富田坂のふもとで、

地下90mの地下水脈から自噴するナチュラルミネラルウォーター。

およそ100年かけて熊野の山々に浄化されたこの水は、

不純物の混入が極めて少なく、5年は腐らないとも言われています。

おいしい水は体によく馴染み、

浄化の助けとなる「流れ」を促してくれます。どうぞご賞味ください。

三　設え

衣服が第二の皮膚といわれるように、住居は第三の皮膚ともいえます。

私たちを雨風や日差しから守ってくれている建物は、暮らしのための空間を提供してくれてもいます。その空間を満たしている空気に最も影響するのが床、壁、天井、家具の素材。

『たまゆら食堂』では、安心してお召し上がりいただけるよう食材選びにも気を配っていますが、設えに使う素材も厳選しました。

合成のものは避け、自然な素材を用いております。

特に、壁と天井は調湿、防音、防火、消臭、有害物質の吸着という多様な機能を持つ、古くて新しい素材「漆喰」を用いて施工いたしました。角はできるだけ丸く押さえ、まるで石灰岩の洞窟にいるような、DNAレベルに沁み込んだ安心と心地よさを感じていただけるのではないでしょうか？2階の壁天井には漆喰にオーガニックの藍を練り込んでいるので、更に爽やかさを味わっていただけると思います。

料理だけでなく、吸う空気まで体がよろこぶ・・・

そんなひとときをどうぞお愉しみくださいませ。